在宅マッサージでのエピソードをご紹介します

    東京都   S様  脊柱管狭窄症、腰痛

 

東京で長く葬祭業を営んでいたS様、数年前に息子さんに事業継承し、自宅にて隠居生活を送っています。とても割腹の良い方で、医師からはダイエットを勧められますが、なかなか上手くいっていないようです。

 

 腰痛が酷く、室内では杖歩行がやっとの状態ですが、医師からマッサージの同意書が頂けず、健康保険は使用できません。やむなく実費にて始める事になりました。30分のマッサージを週2回、定期訪問で行うことになりました。
 自宅は2階でエレベータが完備で、日中はお手伝いさんが家事をされておりとても広いお部屋に過ごされていました。しかし、ご本人は「とにかく腰が痛いし、歩くのも大変だから何とかしてほしい」と訴えており、とても辛そうでした。

 

 ベッドで腹臥位(うつ伏せ)から腰部のマッサージ、筋肉を揉み解していくと徐々に腰部の張りが柔らかくなってきました。背部から下肢、肩甲骨から頚部に張りが強くみられます。体重の増加に加え、下肢の筋力低下により腰痛が
強くみられ、下肢の筋緊張も大きくみられます。しっかり解していきました。

 

 数ケ月後、室内での杖歩行も安定して、腰の痛みも和らぎ日常生活も楽になってきました。そこでベッドサイドで立位訓練の運動法をマッサージ後に追加しました。下肢筋力を向上させる事が目的です。座位から起立訓練を5回、下肢挙げ運動を5回ずつ(左右)、屈伸を5回の立位訓練も取り入れて下肢筋力向上を図り
ました。ベッドの前で行う事で安全も確保しています。

 

 運動が嫌いな方なので、あまり積極的ではありませんでしたが、徐々に改善がみられ、半年過ぎた頃に杖に頼らず、伝い歩きが行えるまでに改善してとても喜ばれていました。

 

 このようにマッサージは、腰痛や脊柱管狭窄症などで障害のある方にとても有効で運動法も取り入れて改善も図っていきます。S様は実費での治療になりましたが、本来なら健康保険での適用も十分可能です。マッサージ治療が、患者様のお役に立てればとても嬉しく思います。    (代表:深田 謙二)